今回は、MinecraftのアドオンSecurityCraftに新たに追加された機能について、少しお話しさせていただければと思います。
もしかしたら、皆さんの大切なワールドが、こんな目に遭ってしまったことはないでしょうか?
「一生懸命作った建築物が、荒らされてしまった…」「うっかりTNTで爆発させて、地形が変わってしまった…」
そんな時でも、この機能がもしかしたらお役に立てるかもしれません。これが、「ブロック復元システム」です。
「ブロック復元システム」って、どんなことができるの?
このシステムは、ワールド内のブロックの動き、プレイヤーによるブロックの破壊・設置や、TNTなどによるブロックの爆破を、記録しています。そして、皆さんが困った時に、その記録を使ってブロックの状態を元の状態に戻すお手伝いをします。
この機能を使っている様子を動画で撮影しました。ぜひご覧ください!
いかがでしたでしょうか?まるで時間が戻ったかのように、元の状態に戻っていくのがお分かりいただけたかと思います。
主な機能について
- 自動記録:システムを一度有効にすれば、あとはプレイヤーの皆さんが通常通りに遊んでいただくだけで、ブロックの変更を記録し続けます。
- 範囲を指定して復元:荒らされてしまった場所の中心座標と半径を指定して、記録されたブロックの変化を検索できます。広範囲を一括で処理できるので、大きな被害にも対応できます。
- 復元ポイントの選択:検索結果は時間ごとのグループで表示されます。「約10分前の操作」といったリストの中から、元に戻したい時間を選んで実行できます。
- チェストや看板の中身も元通りに:このシステムは、単にブロックを元に戻すだけではなく、チェストや看板に保存されたデータも一緒に記録しています。そのため、チェストの中身や看板のテキストも元通りの状態に復元されます。
※爆破の場合はチェストの中身などを復元できない場合あり
細かい設定も可能です
皆さんのワールドに合わせて、いくつかの設定を変更することも可能です。
- システムON/OFF: 必要な時だけ機能を有効にできます。
- データ保存期間: ログを保存する日数を変更できます。デフォルトは7日間ですが、増やすとワールドのデータ容量が増えてしまうのでご注意ください。
- 復元ポイントの間隔: 復元画面でログをグループ化する時間間隔(分)を設定できます。間隔を短くするとより細かく、長くするとより広範囲を一度に復元できます。
- 全データ削除: 不要なログデータは、まとめて削除することができます。
今後の課題について
ここまで良い面ばかりをお話ししてきましたが、この「ブロック復元システム」には、まだいくつか課題が残っています。
1. 燃焼による破壊の復元:現在、火や溶岩によるブロックの燃焼・破壊は記録の対象外となっており、復元ができません。今後のアップデートで対応できるよう、改善を検討中です。
2. パフォーマンスと容量の問題:ブロックの動きをすべて記録するため、システムの動作が重くなったり、ワールドのデータ容量が肥大化したりする可能性があります。現在も最適化は進めていますが、皆さんに安心してご利用いただくために、さらなるパフォーマンス改善とデータ容量の削減に努めてまいります。
皆さんに快適なMinecraftライフを提供できるよう、今後もアップデートを重ねてまいりますので、温かく見守っていただければ幸いです。
最後に
SecurityCraftのブロック復元システムは、皆さんの大切なワールドを、万が一の事態から守るためのささやかなお手伝いができる機能です。
もしもの時の備えとして、この機能が皆さんの安心につながれば幸いです。
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