2024年2月12日にMinecraft bedrock版でバージョン1.21.60アップデートが配信されました。この記事ではアップデート内容をまとめています。
開発中の次回アップデートの試験的機能
これらの機能は設定で「ドロップ1 2025」をオンにすることで使用することができます。
葉っぱパーティクル
すべての葉ブロックにパーティクルが発生するようになりました。
豚の亜種
新たに豚の亜種が追加されました。寒いバイオーム(タイガ、吹きさらしの丘等)には白っぽい豚が、暑いバイオーム(サバンナ、ジャングル、荒野等)にはオレンジがかった豚がスポーンするようになります。それ以外のバイオームには従来の普通の豚がスポーンします。
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ロードストーン
ロードストーンのレシピが変更され、鉄8つと模様入りの石レンガでクラフトできるようになりました。また、廃墟のポータルのチェストから入手できるようになりました。
その他
- 文字情報の不適切な表現のフィルター機能が実装されました。チャットや本、看板などのテキストに不適切な文字列があると#に置換されます。設定の「一般」のタブに欄が追加されており、オンオフを切り替えられます(デフォルトはオンです)。
- 羊の色と、狼・猫の首輪の色について、繁殖時に両親の色が条件を満たす際に、子の色が親の色を混ぜた色になるようになりました。例えば、青と赤の羊を繁殖させると、紫の子供が生まれます。
- チャットや看板などのテキストに、入力ボタンの置換サポートが追加されました。たとえば、入力文字列 “:_input_key.jump:” を使用すると、キーボードを使用する場合は “Space” 等に置き換えられ、ゲームパッドを使用する場合は絵文字に置き換えられます。使用できるキーは以下のとおり。
- :_input_key.forward:
- :_input_key.back:
- :_input_key.left:
- :_input_key.right:
- :_input_key.inventory:
- :_input_key.use:
- :_input_key.chat:
- :_input_key.attack:
- :_input_key.sprint:
- ゲーム起動時に最初に表示されるプレイ画面が一新されました。このアップデートは一部の端末で行われており、今後のアップデートでNintendo Switchを除くすべてのプラットフォームに順次展開されるようです。
- ワールドの生成が全体的に調整され、JAVA版とより近い景色になるようになりました。
- ハサミを使用することで、洞窟ツタ、しだれツタ、ねじれツタ、コンブの成長を止められるようになりました。
- エンダーマンがボートやトロッコからテレポートしなくなりました。
その他多数のバグが修正されています。
技術的変更
コマンド
inputpermissionが強化されました。LateralMovement、Sneak、Jump、Mount、Dismount、MoveForward、MoveBackward、MoveLeft、MoveRightの設定が可能になりました。
Script API
以下の要素がバージョン1.17.0に追加されました。
- InputPermissionCategory
ジャンプやスニークなどの入力制御で使用する列挙型です。 - PlayerInputPermissions.isPermissionCategoryEnabled(permissionCategory: InputPermissionCategory): boolean
与えたパーミッションのカテゴリーについて、その操作権限を持っていればtrueを返します。 - PlayerInputPermissions.setPermissionCategory(permissionCategory: InputPermissionCategory, isEnabled: boolean): void
与えたパーミッションのカテゴリーを与えた状態にします。 - Block.isWaterlogged
水を含んだ状態であるかを返す、Blockクラスのプロパティです。 - Block.setWaterlogged(isWaterlogged: boolean)
水を含む・含まない状態にする、Blockクラスのメソッドです。 - InputInfo
プレイヤーの入力状態関連を扱うクラスです。Playerクラスからアクセスできます。 - PlayerInputModeChangeAfterEvent、PlayerInputModeChangeAfterEventSignal
プレイヤーの操作方法が変更されたときに発火するイベントです。 - playerInputPermissionCategoryChange、playerInputPermissionCategoryChangeSignal
プレイヤーの入力パーミッションが変更されたときに発火するイベントです。
ブロック
- minecraft:item_visual
ブロックのアイテム時の表示方法を操作するためのコンポーネントです。 - minecraft:liquid_detection
水に対する仕様を設定できるコンポーネントです。
エンティティ
コンポーネント
- minecraft:breedable
新たに子にプロパティを継承できる機能が追加されました。
フィルター
- home_distance
家と設定されている場所とエンティティがいる場所の距離をチェックします。minecraft:homeコンポーネントと併用する必要があります。 - is_bound_to_creaking_heart
紐づけられたクリーキングの心臓がまだ存在するかどうかをチェックします。
アイテム
コンポーネント
- minecraft:block_placer
このコンポーネントをつけたアイテムを使用すると、指定したブロックを設置するようになります。 - minecraft:compostable
このコンポーネントをつけることで、コンポスターでたい肥にすることができます。 - minecraft:storage_item
バンドルのようなアイテムがストレージを持つことができるようになるコンポーネントです。
その他
クリエイティブインベントリとクラフト時のリストにおいて、新たに追加したアイテムの表示順を定義することができるようになりました。
カメラ
フォーカスターゲットカメラが追加されました。
molang
- query.last_input_mode_is_any
入力したキーが引数で指定したものである場合は1を返します。リソースパックでのみ使用できます。 - query.touch_only_affects_hotbar
タッチ入力がホットバーに影響する場合は1を返し、それ以外の時は0を返します。リソースパックでのみ使用できます。
エディター
- 地形ツールに地形をでこぼこにする凸凹モードが追加されました。
- ブロックのプロパティを変更できる機能が追加されました。
- 垂直飛行速度を変更できるようになりました。
- 暗視を設定できるようになりました。デフォルトで有効です。
その他
client_biome JSONファイルに、「minecraft:foliage_appearance」「minecraft:grass_appearance」「minecraft:water_appearance」コンポーネントのサポートが追加されました。それぞれ、葉、草、水のレンダリングの色を制御できるようになりました。
新たなカメラ機能として、指定したエンティティを追従させるフォーカス機能が追加されました。scriptAPIかプリセットを作成することで使用することができます(検証不十分)。
試験的要素
まだ実験的な機能を簡単に紹介します。
- カメラを変更した状態でブロックの指定などを行うためのエイムアシスト機能が強化されています。
- ジグソーブロックの機能が強化されています。
おわりに
バグ修正や細かい仕様変更などは公式チェンジログからご確認ください。
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