2024年10月23日に「Bundles of Bravery」アップデートが配信されました。この記事ではアップデートで追加された内容をまとめています。
機能追加
ハードコアモード
統合版にハードコアモードが実装されました。
一度死ぬと二度とリスポーンできず、遊ぶことができなくなるモードです。
設定すると難易度変更ができなくなり、サバイバルでしか遊べなくなります。
なお、ハードコアモードは軽微な既知のバグがいくつか存在します。また、realmsにおいては、クリエイティブのワールドからハードコアモードのワールドに置き換える、もしくその逆で置き換えたときに、ワールド設定が破損する可能性があります。回避するために、サバイバルワールドに一度置き換えてからハードコアワールドに置き換えることが推奨されています。
バンドル
アイテムを収納できるアイテムであるバンドルが実装されました。
クラフトには紐と革一つずつが必要で、複数種類のアイテムを合計64個収納できます。
また、染色が可能で16色のバンドルが作れます。
バンドルにアイテムを入れる際には、インベントリを開き、いれたいアイテムを選択してバンドルをクリックorタップすることでアイテムを収納することができます。取り出す際にはバンドルを手にもって使う(右クリックorタップ)ことで中のアイテムが1種類取り出されます。
その他
ワールド編集画面で、ワールドのサムネイルを編集する機能が追加されました。
クリエイティブのインベントリにおいて、いくつかのアイテムとブロックの配置が変更されました。
技術的要素
コマンド
- scheduleコマンドが更新され、すでにスケジュールされキューに入っているfunctionをクリアする機能が追加されました。
- effectコマンドに、持続時間を無限にするオプションと、特定のエフェクトのみを削除するオプションが追加されました。
- cameraコマンドのminecraft:follow_orbitが正式リリースされました。プレイヤーに対して任意の位置で追従するカメラを設定できます。
- cameraコマンドに、entity_offsetパラメータが追加されました。
script API
以下の機能がベータ版から正式版にリリースされました。
- BlockFluidContainerComponent
大釜の中の液体の状態を取得するBlockComponentです。 - getRestonePower
ブロックのレッドストーン信号状態を取得できるBlockクラスのメソッドです。 - isHardcore
ハードコアか否かを返すWorldクラスのプロパティです。 - EntityBreathableComponent
エンティティの呼吸関連の機能を備えたentityComponentです。 - BlockVolume
ワールド内のブロック単位での直方体空間を扱うクラスです。 - BlockLocationIterator
ブロックボリューム関連で扱うクラスです。 - PlayerInteractWithBlockBeforeEvent、PlayerInteractWithBlockAfterEvent
プレイヤーがブロックにインタラクトした際に発火するイベントです。 - PlayerInteractWithEntityBeforeEvent、PlayerInteractWithEntityAfterEvent
プレイヤーがエンティティにインタラクトした際に発火するイベントです。
エンティティコンポーネント
以下の機能が追加されました。
- minecraft:home
ホームポジションにおける挙動を「制限なし」「ホームポジション中心にランダム」「すべての動きを制限」に設定する機能が追加されました。 - minecraft:dimension_bound
ポータルを通じてのディメンション移動を禁止します。 - minecraft:transient
エンティティが保存されなくなります。(釣り針に使用されている) - minecraft:looked_at
minecraft:lookatから名前が変更され、いくつかの機能が試験的要素で追加されました。 - minecraft:redstone_conductivity
カスタムブロックでレッドストーン信号を受け取れる機能が試験的要素からリリースされました。 - minecraft:damage_sensor
deals_damageに以下の三つの値が追加されました。
yes(ダメージを適用する)、no(ダメージを無効にする)、no_but_side_effects_apply(ダメージは無視するが、エンチャント効果や耐久値の減少は発生する) - minecraft:explode
以下の機能が追加されました。- damage_scaling
爆発で与えるダメージ。負の値で回復になります。 - toggles_blocks
trueの場合、爆発範囲内のブロックのスイッチを切り替えます(ブリーズと同じ挙動)。 - knockback_scaling
爆発時のノックバックのパラメータ。 - particle_effect
爆発時に使用するパーティクル。 - sound_effect
爆発時に再生されるサウンド。 - negates_fall_damage
爆発時の落下ダメージの設定。 - allow_underwater
水中での爆発時に影響を与えるか。
- damage_scaling
その他
- featureのsingle_block_featureに機能が追加されました。
- ビルドインのbiomes_client.jsonファイルが読み込まれなくなります。作成したパックに追加したものは引き続き読み込まれます。フォグの設定が個別のclient_biome.jsonに含まれるようになり、biomes_client.jsonと競合する場合はbiomes_client.jsonを優先します。
試験的要素
アイテムコンポーネントminecraft:block_placerにアイコンを指定し、ブロックのアイコンを変更できるようになりました。
カメラ関連の機能がいくつかが追加されています。
クライアントとサーバーのRAMの状態を取得できる機能が、molangとscriptAPIに追加されました。
scriptAPIにプレイヤーの使用端末の種類を取得できる機能が追加されました。
おわりに
バグ修正や細かい仕様変更などはリリースノートからご確認ください。
Minecraft: Bedrock Edition 1.21.40 – 勇敢なバンドル – Minecraft フィードバック
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