「禁止事項」って?
※JEを主体として話をしますが、考え方としては統合版も共通だと思います。
どうも、はちみつです。
配布ワールドをダウンロードしてワールドを開くと、大体は書見台が置いてあって、そこにあらすじとかワールドについてとかが書いてあると思います。
抹茶ラテがメインテーマのちょっと謎な配布ワールドですね。
そこに、「禁止事項」というものがたまーにあったり無かったりします。
このワールドではどうやら、
- 建物(ブロック)の破壊
- 作業台や手元、かまどや石切台etc…でのクラフト
- ダッシュ
- 抹茶ラテを飲みながらのプレイ
が禁止事項となっているようです。
しかし、説明をじっくり見て理解して守るという事が出来るプレイヤーはそこまで多くないというのが現実です。これらの禁止事項を破ってから気付いたり、そのまま気付かず/知らずに先へ進めなくなり、作者へクレームを入れるなんてこともー…あるかは知りませんが。
文字の説明だけじゃ足りない
皆さんは機械なんかを使う前に、説明書を読んでいますか?或いは、ゲームやサービスの利用を始める際に、利用規約を読んでいますか?
クラフターズコロニーさんの利用規約、読んでますか?※ちゃんと読めよ!!
ちゃんと読む人もいれば、読まない人もいます。読む人はおおかた大丈夫ですが、問題は読まない人です。読まない方が悪いかと言われれば、必ずしもそうとは言い切れません。例えば、今書いているこの文のように長ーい文章がつらつらと書かれている所は、文章に慣れていないと中々読みにくいと思います。更に、これがMinecraft内の本だともっと読みにくいです。JEはドット文字なので漢字が見にくかったり、改行などを入れないととーっても読みにくいです。
つまり、そういった説明を作る側の問題でもあったりします。
しかし、分かりやすい説明書を作るとしても本の中に画像を表示させるとかはとっても面倒です。それの為だけにプレイヤーにリソースパックを導入させるわけにもいきませんし。
では、どうすればいいのでしょうか。
僕としては、単純に「やってはいけないことを出来ないようにする」のが最善策だと思っています。
「禁止する事」ではなく「できない事」にする
口頭で「やっちゃダメ」と言うよりも、ゲームなのでそもそも出来ないようにしてしまうのが確実ですよね。
最初に出てきた本にも、禁止事項が書いてありました。
- 建物(ブロック)の破壊
- 作業台や手元、かまどや石切台etc…でのクラフト
- ダッシュ
- 抹茶ラテを飲みながらのプレイ
これらの中で、システム的に制限できるものがありますね。
- 建物(ブロック)の破壊
- 作業台や手元、かまどや石切台etc…でのクラフト
- ダッシュ
- 抹茶ラテを飲みながらのプレイ
黄色マーカーを引いたところはMinecraftのシステム上で出来ないようにすることが可能です。※JEの場合。
建物の破壊
これは単純にゲームモードをアドベンチャーモードにすることで解決できます。
アドベンチャーモードでは、ブロックの破壊、設置が出来なくなるので配布ワールドを作る方なら絶対に知っているゲームモードだと思います。実際配布ワールドのほとんどがプレイするとアドベンチャーモードで始まります。
もし、特別な理由で「サバイバルモードだけど破壊を禁止したい!」という方は、JE1.19.4で新たに追加された「操作記録エンティティ(interaction)」を上手く使うことで破壊を防止できます。
え?いないって?
いやいや、皆さんに見えていないだけでここにいるのです。
試しに当たり判定を表示させてみましょう。
白いヤツが出てきました。これが「操作記録エンティティ(interaction)」なのです。
コイツは左クリックや右クリックを検知するとってもスゴイヤツなんですが、今回は別の使い方をします。
先ほどの建物にコイツを被せてみます。
これで操作記録エンティティにプレイヤーの右クリックや左クリックの判定が吸われて、ブロックの破壊、設置が出来なくなります。注意点としては、右クリックも吸われてしまうのでチェストの開閉やボタンを押す事が出来なくなってしまいます。
操作記録エンティティの本来の用途については色んな人が解説してくださってるのでそれをご覧ください。例としてまっしゅさんとちゅずめさんの動画のリンクを貼っておきます。
クラフト
これはやる事としてはめっちゃ簡単で、Minecraftのレシピを全て消してしまえばいいのです。
JEの場合、データパックを作ることでレシピの削除ができます。
データパックの作り方は省略します。調べれば沢山出てくるし、誰かが書いてくれるやろ
データパック内のpack.mcmetaに下記のような記述をします。※JE1.19.4現在
{“pack”:{“pack_format”:12,”description”:”Remove recipe”},“filter”:{“block”:[{“namespace”:”minecraft”,”path”:”recipes/.*”}]}}
※黄色マーカーの部分がレシピをブロックする所です。あとブログの仕様上改行が上手くいかなかったのでめっちゃ見づらいです…
こうすることで…
クラフトが全て出来なくなります。これだけで制限できちゃうなんてとっても便利!!
ダッシュ
最後にダッシュを禁止にする方法です。
Minecraftでは、空腹ゲージが3個以下になると走れなくなってしまうので、これを利用します。
一番簡単と思われる方法は、「空腹」のステータス効果を付与させることです。
しかし、空腹ゲージがゼロになってしまうとダメージを受けてしまいます。これでは勝手が良くないですね。
そこで、空腹ゲージが今どのぐらいかを検知して空腹ゲージが3個分になるように調整するデータパックを作ります。
完成したデータパックをワールドに入れれば…
空腹のエフェクトが付与されて、一気に空腹ゲージが3個になりました。3個になったら空腹のエフェクトは消えます。
食料を食べるなどして回復しても、すぐに3個に戻ります。逆に、空腹ゲージが3個より少なくなっても、すぐに3個に戻ります。
さいごに
このように、少し工夫すればプレイヤーが「気を遣って」配布ワールドをプレイせずに済むのです。
制作者は常に、プレイヤーが如何に余計なストレス無しにゲームをプレイできるかを考えるべきで、今回の「禁止事項」のようにプレイヤーが余分に覚える必要のある物も、出来るだけ削減していくべきです。
これを機に配布ワールド制作者さんがコマンドやデータパックやアドオンについて少しでも興味を持って頂いて、自分の作品の質を上げるための参考になれば嬉しいです。
今回紹介した例はあくまでも例なので、是非色々な工夫をしてみてください。勿論ここで紹介した奴を使っても構いませんよ!
今回作ったデータパックはココからダウンロードできます。好きに使ってね!
最後に…
まぁ僕、マトモな配布ワールド作った事ないんだけどね!!!
おわり
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