あなたは今どの段階にいますか?
作りたいものは決まっていますか?
それを作るためには何を学べばいいかわかっていますか?
どちらもイエスだという方には、この記事は不要です。どちらかがノーだという方は、読んでいってみてください。
まずは作りたいものを決めましょう
アドオン製作は自由度の高い作業です。
自由度が高すぎて、しばしば迷子になりがちです。遭難者続出です。
自由度が高いということは、できること全てを学ぶのは大変ということでもあります。
知らなければならない情報量が多く、身に着ける時間もそれだけ多くかかるということです。
漠然と「アドオンを作ってみたい」という感情だけで踏み出すのは、地図もコンパスもなしに大冒険に出かけるようなものです。
熟練のクラフターがマイクラの世界でそうするように十分に知識がある状態でそれに挑むのであれば問題にならない行為も、初心者が挑むには高すぎる壁です。たいていの場合、楽しさを知るより先に挫折することになるでしょう。
まずは作りたいものという具体的な目標を定めて、それに至るための道を調べましょう。
作りたいものを定めたら
あなたが作りたいのは何ですか?
ボスモンスター? かわいらしいペット? 頼もしい仲間?
建築を華やかにしてくれる装飾品? ビーコンのように特別な機能を持つブロック?
新しい食べ物? 優秀な武器防具? それとも人狼のような新しいゲームルールでしょうか?
いずれにせよ、それらはきっと少し複雑なものだと思います。
アドオンで作りたいものを想像してくださいと言われて、黒と紫の市松模様のブロックひとつを思い浮かべる方は少数派でしょうから。
それはきっと、『見た目』と『機能』の組み合わせであり、『機能』についても『様々な機能』の組み合わせになっているはずです。
それらをできるだけ細かく、箇条書きにしてみましょう。
例えば、「提灯ブロックを追加したい」とすると以下のようになるかもしれません。
・ブロック追加
・提灯型
・『白と黒の見た目』『赤と黒の見た目』のバリエーション2種
・床/壁/天井に設置時それぞれ違う接続方法
・光源機能
・延焼したら燃え尽きる
・定型生産レシピあり
・シルクタッチなしで破壊したら消滅
・シルクタッチまたは右クリックで回収
できることから、簡単なことから手を付けましょう
公式から通知されたばかりのまだゲームに実装されていない新ブロックを、クラフトテーブルから作ったりクリエイティブメニューから取り出したりすることができないのと同様に、実装していないブロックのクラフトレシピを登録することはできません。
ブロックのレシピを登録するのも、複雑な機能を持たせるのも、まずはブロックを実装してからでなければできないことです。
以下の要素を考慮しながら、手を付ける順番を決めましょう。
・Aを実装してからでなければBはできないというように、必須となる順序の関係
・実現難易度(複雑さ)
調べる、作る、失敗して学ぶ、人に聞いてみる
前項まで進めて作りたいものの要素を分解出来たら、それを実現するためにはどうすればいいのか、調べやすくなったはずです。
「マインクラフト統合版に提灯を追加する方法」でググってもほとんど情報は出てこないでしょうが「マインクラフト統合版に自作blockを追加する方法」ならたくさんの情報が出てくるでしょう。多少は、日本語の情報源も見つかると思います。
Google翻訳さんにも手伝ってもらえば、さらに多くの情報を得られるはずです。
それらの情報を基に、挑戦し、失敗してみてください。
失敗は、一番の教師です。絶対に失敗しない方法などなく、運良く失敗せずに進めたとしてもいつか必ず失敗して「なぜ失敗したのか」を学ばなけらばならない時が来るのです。一度こけてしまったからと言ってこけることを恐れていつまでも立ち上がらずにいたら、歩けるようになることはないでしょう?
失敗して、失敗した原因を調べて、それでもわからなかったらディスコードのアドオンコミュニティなどで人に聞いてみましょう。
「何をしたくて」「どのようにしたら」「どう失敗した」のか。
具体的な情報が多ければ多い程、具体的なアドバイスを得られる可能性も上がります。
というか抽象的な質問に、具体的なアドバイスはそもそもできないのです。
抽象的な質問をされると「積極性を感じない」「そもそも何がしたいのかすらわからない」などの理由から、回答側のモチベーションも下がります。それが繰り返されると、相手にするのさえ億劫になります。
計算ドリルの最後のページを丸写しするだけでは、計算方法は身に付きません。
同様の問題で何度も答えだけ聞いてくるような人にいつまでも付き合ってくれるほど、人の親切心は続きません。
自ら取り組む姿勢と意欲を示し、失敗から学び、知識を身に着け、やがてはアドバイスする側に回れるように頑張ってみてください。
いつか誰かに助けてもらった分、誰かを助けられるように。
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作ってみたいやつがあります。