Bedrock Editorとは
3/9に行われた1.19.80.20のプレビュー版のアップデートにて、Windows版に限り「Bedrock Editor」というワールドの編集機能が追加されました。この機能ではメインのマイクラ画面の外側にワールド編集用のUIが表示され、マウス操作で範囲を指定し、ブロックのコピー・ペーストやブラシ機能などの大規模建築に便利な機能が追加されます。
この記事ではこの可能性の塊であるBedrock Editorの概要を紹介しています。
(この記事はBedrock Editor初登場時の仕様をもとに記載しています。Bedrock Editorは開発途中の機能のため記事公開後に仕様が大きく変更される可能性があります。)
現在の機能
現在のバージョンで出来る主な建築操作は fill、コピー・ペースト、ブラシ、undo・redoになります。基本的にはコマンドでもできるような内容ではありますが、undo・redoが出来るのが非常に大きくコマンドが暴発して建築物を全部消してしまうといった事象を回避できます。
fill
領域を指定し、指定したブロックで領域を埋めます。領域の指定にはクリックとshift+クリックで範囲指定したり、領域の頂点の矢印を操作することで調整ができたりします。
コピー・ペースト
領域を指定し、ctrl+cでコピーもしくはctrl+xで切りとることでクリップボードに保存されます。
ctrl+vで貼り付けることができ、単に同じものを複製するほか、向きの回転や軸対称など/structureのような操作が可能です。
ブラシ
連続した領域をドラッグ操作で指定しブロックを設置します。指定範囲の一つ一つは正方形で、大きさを指定できます。
undo・redo
ctrl+zで一つ前の状態に戻る、ctrl+yで一つ先の動作をやり直すことが可能です。正確にどこまで巻き戻せるかは不明ですが、私が試したところ30回以上の動作もundoできたので、かなりの操作量を巻き戻せることが可能だと思われます。
なおBedrock Editorはまだ登場したばかりであり、今後も便利な編集機能が追加される可能性があります。
APIについて
統合版ではすでにScriptAPIというjavascriptを実行できる機能がありますが、Bedrock Editorを編集できるserver-editorモジュールがAPIで利用できるようになることがほぼ確定しています。これにより、ユーザが欲しい機能を拡張機能として追加できることになるようです。
今の状態でも便利ではありますが、例えば数種類のブロックを指定してモザイク処理を行う機能や、球体ブラシなどさらに便利になる機能はたくさんあると思います。そのような機能を自分で実装できるようになるのは嬉しいですね。
まだ正式実装はなされていないですが実はモジュールは現在でも使用できるようで、すでにメニューバーにテキストを追加したりしている方もいらっしゃいます。近いうちに正式に実装されドキュメントも整備されると思われますので楽しみです。
その他の仕様について
まずBedrock Editorは今のところWindows限定の使用です。統合版の機能ですがスマホやSwitch等CS機では使用することができません。今後どうなるかはわかりませんが、エディタの操作感がマウス操作に依存しているためスマホなどで使えるようになる可能性は低そうです。
WindowsでBedrock Editorを起動する場合、現在は特殊なショートカットを作成しエディタモードでマイクラを起動するというような手法を取ります。ただこの仕様は一時的なものと思われ、最終的には普通のマイクラから起動できるのではないかと予想しています。
また、エディタを使用する場合は「プロジェクト」という一般的なワールドとは少し異なったワールドで編集することになります。普通のマイクラのワールドとして開くには一度mcworldでエクスポートする必要があります。
具体的な使用方法や詳細については公式のドキュメントをご確認ください。
コメント
実装された機能について
とても分かりやすく説明されていてありがたいです…!
たぷここさん最近配布とかしてないな~と思っていたらブログ書いていらっしゃったんですね…
情報提供、ありがとうございますm(__)m
ドライトさんの動画で知ってる
(全部知ってるとは言ってない)
動くことも出来るんよな
(詳しくはドライトへ!)