board_addon
このページを開いていただきありがとうございます。興味がある方は是非このアドオンを手に取っていただけると嬉しいです。
はじめに
このアドオンは、高機能なカメラ操作を簡単にできるアイテムを追加するものです。
拙い部分もありますが、導入する場合は注意点も含めてよくお読みください。
危険性の極めて低いアドオンですが、このアドオンによる万が一の損害について、製作者は一切の責任を負いません。あらかじめご了承ください。
対象
- Minecraftの動画、画像を制作している人
- 建築作品を制作している人
- コマンドやアドオンで作品を制作している人
- 特殊なカメラ操作に興味のある人
これらに当てはまらなくても、何となくアドオンを導入してみたいという方にもおすすめします。
目次
- 内容
- 導入方法
- 詳細
- 注意点
- おわりに
- 細かい話
1.内容
このアドオンを導入したワールドでは、クラフトまたはクリエイティブモード、コマンドでアイテム「クラッパーボード」入手することができます。これを使用することによって様々なカメラ操作を簡単に行うことができます。
※Minecraft Dungeonsを彷彿とさせるアングル。自動で追従してくれる。
アドオンのアイコンにもなっているこれは、撮影などで用いられるアレです。正式名称は「クラッパーボード」ですが、日本語では「カチンコ」や「ボールド」と呼んだりします。
2.導入方法
アドオンの導入方法を知っている人は読み飛ばしてよいです。
zipファイルをダウンロードした場合
ファイルマネージャーを開き、ファイルの拡張子を.zipから.mcaddon に変更します。
具体的には、ダウンロードしたファイルのファイル名をboard_addon(x,x,x).zipからboard_addon(x,x,x).mcaddonに変更します。
この後の手順は次の見出しをご覧ください。
mcaddonファイルをダウンロードした場合
多くの場合、このファイルを実行することでMinecraftにビヘイビアパックとリソースパックがインポートされます。iOSでは「共有」でMinecraftを選択することによりインポートできます。(機種やOSによって異なります。詳細は検索するとよいです。)
Minecraftを開いたら、新しいワールドでも既存のワールドでも、ワールドの設定画面にてこのアドオンのビヘイビアパック「board_bp」を有効にすると自動的にリソースパック「board_rp」も有効になります。
次に、「実験」の「ベータAPI」を有効にします。警告が表示されますが、無視してよいです。
アイテムが追加されていない場合、ここまでの手順をしっかりご確認ください。
これでアドオンを体験することができます。
3.詳細
使い方
アイテム「クラッパーボード」を右クリックすると、フォームが開きます。
- カメラ状態をリセット
- 人称視点を変更
- カメラを現在の視点で固定
- カメラに自身を追従させる
- レコードを記録/レコードを再生
これらがアドオンの提供する機能であり、以降これらの詳細な説明をします。
1.カメラ状態をリセット
クラッパーボードあるいはコマンドなどで変更したカメラ状態を一人称視点にリセットすることができます。
2.人称視点を変更
「一人称」、「三人称後方」、「三人称前方」から選択して人称視点を変更することができます。
3.カメラを現在の視点で固定
このボタンを押した瞬間での使用者の位置と向きにカメラが固定されます。この設定ではプレイヤーを追従したりしません。
このページのサムネイルにはこれが使用されています。
(ボツ写真)
4.カメラに自身を追従させる
「移動と回転」、「移動のみ」、「回転のみ」から選択してカメラに自身を追従させることができます。
以下には複雑な説明が含まれるので読み飛ばしてもよいです
移動と回転
中心とオフセットの2つの値を設定する必要があります。
カメラは、オフセットで設定した位置から常に中心を向き続けます。そのため、オフセットをカメラの位置と考えてよいです。
中心は、3つの値(x,y,z)の入力を必要とします。厳密にはプレイヤーの座標と向きに対して(^x ^0 ^z) + (~0 ~y ~0)の位置が中心となりますが、わかりやすいように説明すると、プレイヤーの左方xマス、前方zマスの座標にyだけ高さを追加したものが中心の位置となります。
オフセットは、3つの値(x,y,z)の入力を必要とします。厳密には中心の座標とプレイヤーの向きに対して(^x ^y ^z) の位置が中心となりますが、わかりやすいように説明すると、プレイヤーの向きを基準に中心から左方xマス、上方yマス、前方zマスの位置がカメラの位置となります。当然ながらこれを(0,0,0)に設定すると不自然な視点になります。
バイオ4ごっこができる
移動のみ
中心とオフセットの2つの値を設定する必要があります。
中心は、3つの値(x,y,z)の入力を必要とします。厳密にはプレイヤーの座標と向きに対して (~x ~y ~z)の位置が中心となりますが、わかりやすいように説明すると、プレイヤーの東方xマス、上方yマス、南方zマスが中心の位置となります。
オフセットは、3つの値(x,y,z)の入力を必要とします。厳密には中心の座標に対して(~x ~y ~z) の位置が中心となりますが、わかりやすいように説明すると、中心の東方xマス、上方yマス、南方zマスの位置がカメラの位置となります。当然ながらこれを(0,0,0)に設定すると不自然な視点になります。
「1.内容」の画像にはこれが使用されています。
回転のみ
これは入力を必要としません。
現在の視点の位置でカメラが固定され、その位置から常にプレイヤーを追い続けます。
5.レコードを記録/レコードを再生
実際の映像↓
プレイヤーの連続した視点の位置と向きを記録し、その視点を再び再現することができます。録画が行われるわけではなく、視点の動きを記録します。この記録をレコードと呼びます。
「レコードを記録」を実行すると3秒間のカウントダウンが始まり、強制的に一人称視点になります。レコードの記録が始まると、上限である1200フレーム(約60秒)までのフレームがカウントされます。1200フレームに到達する前にクラッパーボードを使用するとそのフレームまでが記録されます。
「レコードを再生」を実行すると3秒間のカウントダウンが始まり、強制的に1フレーム目の視点に移動します(画面を邪魔しないように、1秒前のカウントダウンは表示されません)。再生が終わる前にクラッパーボードを使用すると再生を終了することができます。逆再生もできます。
レコードは1回分しか記録できません。
その他の設定
自身の透明化状態を変更
有効にすることで、操作を行ったプレイヤーに無制限の時間、透明化を付与します。無効にすることで、クラッパーボードの操作以外の方法で付与された透明化状態も含め、透明化を解除することができます。
自身にカメラを追従させる設定のうち、カメラがプレイヤーの至近距離にあるものなどで有効にお使いいただけます。
フレームレートの調整
通常、ワールドでは1秒に20回処理が行われます。1回の処理時間を1tickといいます。しかしながら、負荷の大きいワールドでは1秒間に18tickしか流れないといったことが起こります。このアドオンではこのことがカメラの挙動に影響を及ぼすため、1秒間に18tickしか流れないならばfps(仮)を18に設定することでカメラのカクつきを軽減することができます。
アドオンの初期化
このアドオンを導入直後の状態に初期化します。
万が一不具合が起こったりした場合、これを実行することで改善される場合があります。
記録したレコードや変更したフレームレートも初期化されます。ご注意ください。
アイテム追加
このアドオンを導入することによって、以下のアイテムが追加されます。名前空間は「board:」です
- クラッパーボード ID… clapperboard
クラフトではハサミとネザライトインゴットを1個ずつ要求します(適当)。
マルチプレイ
マルチプレイに関しては基本的に対応していますが、1人プレイを想定しているため推奨しません。不具合などがあればご報告ください。
4.注意点 ※必ずお読みください
利用規約
- 二次配布は禁止です。
- 自作発言は禁止です。
- 中身を見たり改造するのは個人利用が目的である場合のみ認めています。
- このアドオンによる、建築物の破壊、ワールドデータの破壊などは、製作者は一切の責任を負いません。
- 利用規約を読めない共有の仕方は禁止です(ダウンロードリンクのみ共有するなど)。
- 動画配信などでこのアドオンを使用する場合、以下の規則に従う必要があります。
・このアドオンが主要な存在である場合、具体的にはこのアドオンの紹介動画などである場合、このページのリンクを動画内または概要欄などに貼ってください。また、その動画のリンクをこのページのコメント欄に貼ってもよいです(過度な宣伝はご遠慮ください)。
・このアドオンが副次的な存在である場合、具体的には自然な流れでこのアドオンを使用している場合、このページのリンクなどを動画に載せなくてもよいです。
その他の注意
- 対応バージョンは “統合版1.21.100”です。
- ベータAPIをオンにしたワールドに導入してください。
- この記事に含まれる画像は開発中のものです。実際のものと異なる場合があります。
5.おわりに
このアドオンの制作には最善を尽くしていますが、万が一お気づきの点や「もっとこうしたらいいのでは」という点、または質問や感想などがありましたら気軽にコメントしてください。特に最新バージョンへの更新はよく忘れてしまうので、遠慮せずにお知らせください。
ただし、負荷軽減や軽量化については対応致しかねます。ご理解ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもこのアドオンに興味を持っていただけたら嬉しいです。このアドオンが作品制作に役立てられることを楽しみにしています。
6.細かい話
細かい話なので、読まずにアドオンを導入しても良いです。
metadata
- 製作者: ZEITAKU252
- 投稿者: ZEITAKU252
- 制作期間: 1ヶ月
- 制作費用: 0円
仕様
カメラが自動で追従する状態では、追従するプレイヤーにタグ”board follow<int> <Vector3<float>> (<Vector3<float>>)”がついており、これによりプレイヤーの視点を更新しています。
レコードを記録、再生しているとき、実行したプレイヤーにタグ”board <‘record’||’play’>”がついており、この場合これがついていないプレイヤーはレコードに関する操作をすることができません。
レコードは座標<Vector3>と向き<Vector2>をfloat型で保存おり、ワールドを閉じても初期化されません。
アップデート履歴
<2025/8/6> (1,0,11)
•バージョン”統合版1.21.100”に対応しました
•一部の項目を「その他の設定」に統合し、さらにその中に項目「自身の透明化状態を変更」を追加しました
•一部の操作において効果音が正しく鳴らない不具合を修正しました
コメント
めっちゃ凄くねこのアドオン
これ今使えないんですか?右クリックしてもフォームが出てきません。
実験データapiオンにしてます
アドオン、リソパも入っています
ご返信お願いします
コメントありがとうございます
ご指摘の件について確認したところ、
当アドオンは直近のアップデート「統合版1.21.100」により利用できない状況となっておりました
可能であれば今日、そうでなければ明日までに対応版に更新します
しばらくお待ちください
対応しました
ご不便をおかけしました