はじめに
こんにちは、プリンです。普段は統合版で脱出マップを配布しております。
脱出マップに限らず、マップ制作にはマイクラに関する様々な知識が必要とされます。コメントで報告を受けて、「そのブロック、そんな動きするの!?」と驚くこともしばしば…
そこで今回は、アドベンチャーモードでも使えるブロックの中から特筆して厄介なブロックたちを書き連ねていこうと思います。この記事がこれからマップ制作をしようと考えている方、マップ制作に不安をもっている方のお役に立てたら本望です。
また私の浅学で漏れている厄介ブロックがありましたら、コメント欄等で教えていただけると大変助かります。私も把握できていないものの可能性があるので…汗
気をつけて!厄介なブロックたち
アドベンチャーモードはブロックの設置破壊を制限する有用なゲームモードですが、機能ブロックは通常通り使うことができます。特に画像のブロックは思わぬ落とし穴がある危険なブロックたち…。
1.壺
基本的に使わないことをおススメします。というのもこのブロック、アイテムを手に持った状態で触ると、アイテムを吸い込んで返してくれないんです。これはバグではなく、破壊された時に入っているアイテムをドロップする、という壺の仕様がアドベンチャーの破壊できない仕様とハチャメチャに相性が悪いことが原因で、マップ製作者の間では特に忌避されているブロックです。破壊可能のアイテムコンポーネントで壊すことはできるので、中身が見えないアイテムBOX!のような使い方はできるんですが、そういったコンセプトでない限りは封印しておくと良いです。
また、壺に雪玉や矢のような発射物を投げると壊すことができる仕様があるので、壺を壊されたくない場合は/gameruleコマンドのprojectilesCanBreakBlocksを設定することで対策できます。(コメントいただきありがとうございます!)
2.リスポーンアンカー
グロウストーンを消費してネザーでリスポーン地点を設定する便利なブロックです。アドベンチャーでもグロウストーンは吸い込まれてその効果を遺憾なく発揮します。うまく使えばRPGや謎解きにも使えるブロックですが、グロウストーンを取り出すことができない点に注意しましょう。
3.書見台
ルールブックを置けるとっても便利な書見台。空っぽの書見台に記入済みの本を置くと、取り外すことができなくなります。内容は見れるので致命的になることは少ないですが、ちょっと厄介です。装飾にも使いやすいブロックなので、意識しておくと助かる場面があるかもしれません。
4.コンポスター
種や苗木を骨粉に変える素敵なブロック。しかし彼が吸い込むのは種や苗木なんかでは留まりません。MinecraftWikiに記載されているコンポスターの項目を見にいくと…。
これ、全部吸い込みます。草のような直感的に理解できるアイテムはまだしも、パイやケーキなんかは少し意外ですね。
さて、そんな大食いのコンポスターですが、沢山アイテムを吸い込むブロックはもう一つ存在します。たった今紹介した書見台やコンポスターまで飲み込むのは…?
5.かまど
燻製器や溶鉱炉といったニューウェーブを引き連れるこのブロックの特筆すべき点は、燃料になるブロックの多さにあります。
木や石炭は言わずもがな、気を付けたいのは、「木製のものは大体燃える」ことです。加えて、ハチの巣や日照センサーといった変わったブロックも燃料になってしまいます。材料と燃料をスロットに入れる、という過程を挟みますが、特に脱出マップはマイクラの仕様を活かしたギミックが多く、実際にかまどを使うマップも存在するため事故が起きがちです。かまどを使うことを想定しない場合は、材料と燃料が手元に揃わないようにするといいですね。当記事では燃料のみを紹介しましたが、材料になるブロックはこちらから確認できます。
6.大釜
大釜には水や溶岩を入れるだけでなく、「水を染料で染め上げる、染めた水で防具を着色できる」という仕様があります。染料を登場させる際は少々気を配る対象物です。また大釜には各種ポーションを入れられますが、ポーションの入った大釜に水を入れると蒸発する特性があります。なかなか起こらない状況ではありますが、ポーションを取り扱う際は覚えておくといいことがあるかもしれません。
7.エンドポータル
ポータルにはエンダーアイをはめることができますが、例によって外すことができません。エンダーアイは配布マップでも使われやすい(とてもカッコいい)アイテムである以上、エンドポータルには眠ってもらいましょう。
8.銅/錆びた銅
ハニカムで銅ブロックを触ると銅が錆止めされ、ハニカムは消えてしまいます。また、錆びた銅に向かって斧を振るうと耐久値を消費して錆を剥がしてしまいます。銅は比較的最近に追加されたブロックであり、サバイバルで頻繁に見るようなブロックでもないので頭から抜けやすいですが、なかなか厄介なやつです…。
9.耕地
今まで紹介したブロックと毛色が違いますが、耕地に植えられた作物はサバイバル時同様、飛び跳ねて収穫することができてしまいます。作物は装飾として映えますが、畑荒らしの対策はどこでも欠かせません。
余談ですが、草ブロックや土ブロックにクワを使うとアドベンチャーでも耕地を作ることができます。しかしこれも斧同様、クワの耐久値が減ってしまうので、耐久値が絡むシステムの場合は気を付けたいですね。
10.ケーキ
コンポスターの糧になってしまうケーキですが、この子もブロックになると凶悪な仕様を持ちます。被害者はロウソクです。
アドベンチャーでもケーキの上にロウソクを飾れてしまい、回収ができなくなります。しかもケーキを食べるとロウソクが跡形もなく消える儚い設計です。ロウソクをアイテムとして活躍させる場合、甘いものは我慢しておきましょう。
解決策
危険な仕様を持つ機能ブロックをいくつか紹介させていただきました。では、これらのブロックをどうしても使いたい場合、どのような解決策があるでしょうか。一例を挙げてみると、
- ストラクチャーボイド(判定を持つ透明なブロック)で機能ブロックをガードする。
- アドオンで機能ブロックを使えないように設定する(他の方が制作されている機能ブロックアドオンが、当サイトにて配布されております。)
- 建築にのみ使いたい場合は、テクスチャを他ブロックに貼り付ける。
- コマンドで機能ブロックのスロットを埋めておく。
- これらのブロックは全て排除して一切使わないようにする。
といったものが考えられます。ここに記載している解決策はどれも一長一短なので、自分の作るマップの形にあった対処法を考えることが必要になりますね。
おわりに
当記事ではマップ制作の際に気をつけたい仕様のブロックを抜粋して紹介しましたが、斧やクワ、ロウソクなんかの挙動を見るにまだまだ気をつけなければならないものが多そうです…。というわけで次回は、「使えてしまうアイテムたち」と題してアイテム関連にも触れていこうかな、と思います。
また、今回は厄介な仕様ばかりに焦点を当ててきましたが、これらのブロックは仕様を理解して使えば楽しいギミックを作ることができる素敵なブロックたちです。うまいこと付き合って利用していくのもひとつの歩み方だと思います。
ここまで見ていただきありがとうございました。
コメント
自分はRPG系マップの開発をしていますが、非常に同感できる内容でした。
おこがましいですが1つ申し上げると、
危険ブロックもストラクチャーヴォイドを使って周囲を覆えば
プレイヤーが直接関与できなくなるので
ある程度の範囲内であれば使用が可能です。
※それでも危険ブロックの横に
フェンスやチェストなど、隙間のあるブロックを置いてしまうと
そこから関与できてしまう可能性があるので注意が必要。
また、ツボは雪玉や矢などを当てられると割れるので
これも場合によっては危険因子となります。
最後になりますが、こうしてまとめて下さってありがとうございました!!
コメントいただきありがとうございます!壺が投擲物で壊れるの、初めて知りました…っ!追記しておきます!
ストラクチャーボイドや、クラコロにて他の方が配布している「機能ブロックをオフにするアドオン」を使う解決策も、記事に掲載したいと思います!
YUKIMURAさんのRPG制作に少しでもお役に立てたら嬉しいです!
横から失礼します。
壺が投擲物で破壊されるのかどうかはゲームルール「projectilesCanBreakBlocks」にてJava版/Bedrock版共に変更可能です。
ご参考程度に。
ありがとうございます!ゲームルールで変更できるのは盲点でした!合わせて追記させていただきます!